ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

いざ、EMERGENCYへ。長かったー

先日の続き(りすさん、ごめんなさい。続きをなかなか書けなかったので、ご心配かけました)。

 

迎えに来てくれた救急隊員は二人とも女性。多分20歳半ばと30歳代。この30歳くらいの隊員が主に医療行為をしてくれた。

まずは、だんなが寝ている部屋に案内。すると重たそうな緑色のバッグを開けた。中には何やらモニターみたいなでかいものが入っていた。さっと、3cmくらいのパッチが10個くらい引っ付いたシートを取り出し、手際よくだんなの胸とおなかにくっつける。よく見るとピップエレキバンみたいに何やら金属の丸いものが真ん中についている。モニターにつながっているケーブルの先が洗濯ばさみみたいになっていて、隊員はパパパっと金属の突起につなげた。病院で見るような心電図だ。血圧も測る。どうやら数字は大丈夫な様子。ほっ。

だんなに今日の様子を語らせる。もう電話で説明しているが、言い忘れがあるといけないので、こうして再度聞かれるのだ。寝ていても天井が回っていて、少しでも体を動かすとぐるぐる、吐き気が出てしまう。きっとめまいだけだろうが、まだストローク(脳卒中)の疑いもぬぐい切れない(一時、短時間だが指先にしびれがあったので)。やはり、緊急病院に行って医師の判断を仰ごう、と言うことに。だんなをベッドから隊員と私で支えながらどうにか立たせた。ぐるぐるー。だけど、パラメディックが来てくれたことで安心したのだろう。少しぐるぐるがましだ、と言った。あ、Tシャツとパンツだ!慌てて病院バックから短パンを出して、まるで赤ちゃんにするみたいに「はい、右足上げて」とはかせる。うーん、なんかかなしい。頑張れ、だんな。

担架に横になり、点滴を受ける。私はだんなの頭もとに。隊員は横に座りながら吐き気止めが効き始めるのをチェック。息子はなんと救急車の助手席。

うちは丘の頂上付近だ。道は蛇行していて、普通でも「うっ」と来る。だんなを見ると、やはりきつそうだ。下の方に下りてきた。幼稚園が近いので、スピードを落とすための隆起がいくつも出てくる。ぼよん、ぼよんとジャンプ。ひえー、だんなきつそー。

なるべく揺らさないように速度を落として走っているので、病院までの道のりが長く感じた。あ、病院が見えてきた。EMERGENCYの文字を見るとやはり緊張した。

救急車から降りて、大きな自動ドアを抜けると、まずCOVID-19じゃないかのいつもの4つの質問を全員答え、チェックイン。EMERGENCYルームに行くと真ん中にスタッフ・エリアがあり医師、看護婦、事務の人が忙しそうに出たり入ったりしている。隊員が「今日はすごく混雑しているからドクターに診てもらうのにかなり待つと思う」と教えてくれた。このスタッフ・エリアにパーティションがあり、そこをぐるりと囲むように壁とカーテンで仕切られた小個室がある。そこまでにたどり着くのにも時間がかかった。まずは、担架からベッドに移るのに20分。ベッドはパーティションの横にたくさん並ぶ。個室があくまでとりあえずここで待つ。ちょこちょこ看護士が様子を見に来る。やっと個室に移動したのが20時くらい。

だんながランニングから帰ってきたのが、確か10:30過ぎ。ヘルスラインにかけたのが1:30くらい。14時過ぎにナースから電話が来て、救急車で病院に着いたのが17:10。そこまでも長かったが、この先が実はもっと長かった。

 

長文になるので、つづきは別でポストします。