ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

Life Swapの最終回上映会に行ってきた。あー、ニュージーランドとドイツの「どうしてそうなるの?」を解説してくれてありがとう

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 大好きなライフスワップのお二人。あー、本当に面白かったなー。左がヨルグで、右がダンカン。

 

前にもご紹介した「ライフスワップ」。ドイツはミュンスターからヨルグ、ニュージーランドはウェリントンからダンカンが、それぞれの生活をそっくり交換して数々のカルチャーショックを体験しながらも、スカイプを通して友情を深めていく話。そして、ドイツ、またはニュージーランドに住んだことがある人には「そうか、そういうわけで、ここではこうするのか!」と合点が行く説明をしてくれるのだ。面白くて何度もみてしまった。

 

www.youtube.com最終話はまだ字幕がついていない。

 

ラッキーなことに、私は学校のつてがあって、ライフスワップのイベント上映に2度参加した。2回ともヨルグ&ダンカンのモデルとなった、Steffen Kreftさんと彼のパートナーの William Connorさんが舞台挨拶をした。そして、ホールでちょっとだけ声をかけることができた。彼らはヨルクとダンカンのことを「自分の子供のようなものだ」と表現している。全13話、どの回をとっても面白い。

例えば、この最終回。キィウィよく使う "a number 8 wire (mentality)"や"kiwi ingenuity"と、ドイツ人が誕生日は決して前倒しして祝わないことを取り上げている。

 

"a number 8 wire (mentality)"と"kiwi ingenuity"

ナンバー8とは、ニュージーランドで農場のフェンスを作る際に使っていたワイヤーのサイズを表す。ニュージーランドは地球の下側に位置し、世界から離れたところにある。昔からいろいろな材料や道具など「ない」のが当たり前だった。だから、ほかの国ではこれを作るにはこの材料が必要となるところを、創意工夫(kiwi ingenuity)してあるもので作るしかないのだ。キィウィはこのナンバー8のワイヤーを使える所になら何でも利用して修理したり、作成したりしている。

そう、これがキィウィのメンタリティーとなっているのだ。

私もニュージーランドで自動車運転レッスンを取った時に、当時の古いダットサンのチョークを引いても固定されず、戻ってしまって困っていた。と、インストラクターが「kiwi ingenuityだよ」と二カッとしながら、メモを止めるために置いていた洗濯ばさみを挟み、引っ込まないようにした。ほほーっ、と感心したものだ。

 

因みに、チョークとは簡単に言うと空気の量を調整するもので、寒い時など、エンジンがかかりにくい時に使用するものだ。今の車には必要ないけどね。私が乗っていたのは、1964年産だった。

 

ドイツ人は誕生日を決して前倒しして祝わない

これが上映中に出たときには、大笑いしてしまった。うちのだんなの絶対譲れないものの一つがこれだ。遅く祝うのはいいらしいが、早く祝うのはまったくもってアウト!このビデオで「早く祝うと悪いことがおこる」と言う迷信があるのが分かった。

 

こんな、「へー」、「ほー」をくれたライフスワップもこれでおしまい。うーん、もっと続けてほしかった~!しかし、そうだね、コビツド-19がなければ、自由に各国を行き来できる現代。昔ほど「知らない違い」を見つけるのが難しいかな。トリヴィアを扱ったテレビ番組をみて知ってたりするしね。

まだみたことのない方には、是非第一話からみていただきたい。

 

以前の記事で紹介したライフスワップ:

choukoureimamanz.hatenablog.com