ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

意外だった。サモアの人は結構、昭和な感じ

ウォーキングの仲間に2人サモアの人がいる。友達のSさんとPさん。

 

久々にPさんが朝ウォークに来ていた。いつもならSさんも8時半くらいには来るのだが、その日は娘さんを送り届けてどこかに行ったのだろう。現れなかった。

 

別に何時に集合とかはきめてない。SさんもPさんもシフトの仕事なので、同じ時間に会えたら一緒に歩く。おしゃべりしながらだと何周も歩けるから不思議

 

Pさんが、「Sさん、来ないね。」と言うので、「多分、娘さんをおろしてボタニック・ガーデンでも歩いてるんじゃない?そのルーティン最近気に入っているみたいよ。」

 

「へー、一人で!?」と意外な言葉を発したので、「もしかして、今頃ガーデンのカフェでひとりフーッとか言いながらコーヒー飲んでるかもよ。」と言ったら、かなり強い調子で「それはない。」と言った。

 

それに続いて、「なんかこの頃じゃ女の人も平気で一人で映画とか観るらしいよ。」とまるで理解できないわと言う響き。

 

私は「え、私好きな映画あったら平気でぱっと行く。この前なんか大きな館内でたった一人で映画観たから、ちょっと怖くて何度も周りを確認した。ちょっと落ち着いて観れなかった。あはは〜。」と言ったら目が点になってたPさん。

 

あれ?もしかして女の人が一人で、って言うと誰かに声をかけてほしいみたいなふうに考えるのか?でも、それって日本で言えば昭和の人だよな。今はみんな好きなときに好きなことをする、じゃないの????え?????

 

 

昨日は病院のアポが入ってなかったので、いつものウォーキングコースに行った。するとSさんが手を降ってやってきた。

 

そこで、聞いてみた。

 

私 「サモアの女の人って一人でカフェ行かないのかな?はしたない、とか言う考えになる???」

 

Sさん「一人の時飲みたくなったらテイク・アウェイだな。だって、いつもならカズンか友達と行くから。一人で映画?うーん、ない。」

 

へえー〜〜〜〜。そうなんだ。

 

しかし、このカズンというのが曲者。Sさんたちの話を聞いていると、このいとこと呼ばれる人がたくさん出てくる。もちろん、サモアの人は大家族。そして、離婚して再婚している人も多く、Half brother & half sisiter(片親が共通の兄弟姉妹)と呼ばれる人がたくさんいる

 

しかも、よく聞いているとこのカズンって本当にいとこの場合もあるが、なんか遠い親戚だけど色々関係を考えるのが面倒なときにすべてをカズンって言っている気がする。

 

彼女らはいつも団体行動だな。何かあればおばさん、カズンとかで集合する。一昨年はサモアに「大家族会」を開いてオーストラリア、ハワイ、ニュージーランドに散らばった一族が集まっておばあちゃんの90歳の誕生を祝った。そして、一族の中でなにか新しいことを始める人がいて、そのことの決定を長であるおじさんが取り仕切って話し合い。意見の交換をしたらしい。

 

Sさんはいつもサモアに送金をしている。仕送りだ。そして、カズンのこどもが高校に上がるので色々と出費が重なると電話があると送金。

 

カズンの息子をウエリントンの高校に行かせたいからと言われれば、高校に相談しに行き、最初の1年を彼女の家に下宿させるのでオッケーを取り付けた。きっと食費とかも彼女が面倒を見るのだと思う。

 

ちなみに、ニュージーランドは高校入試はない。私立は知らないが、公立は通学区域に住んでいれば希望者全員入れる。そのため、うちの息子の学校は大学進学率が高いので人気がある。それで、高校入学2年くらい前に希望学区に引っ越してくる人も多い。

 

話はそれたが、サモアの人はいつも血族で行動、持っている人が持っていない人の世話をする、という昭和な生活をしているみたいだ。面倒かもしれないけど、あたたかい人間関係でいいな。

 

 

Sさんが登場した話

 

Sさんと一緒に行った不思議の国アリスのエキシビション

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入学式の日の話

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