ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

地方色豊か、〇〇家のやり方がある日本。いいな〜と思う

<<けんちゃんのお正月の様子と、あるもので作るおせちの写真を追加しています>>

 

先日書いた「正月3が日」の記事を書いたら、こんな質問が来た。

 

「お年取りって何をするの?」

 

choukoureimamanz.hatenablog.com

choukoureimamanz.hatenablog.com

 

あれ、お年取りって言わないんだっけ?とちょっと不安になり調べてみた。すると、なんとうちとは違うってことを発見。しかし、いろんな説があり、混乱したが私が理解したことをまとめてみた。

 

 

 

年取りはいつ?

下記のサイトによると、「大晦日の夜に行う年越しの行事」という事でなんと年越しそばのような感覚みたい。豪華な食事をすでに新年前にスタートする。

 

shikitari.net

 

でも、調べ続けると、新年になってから年取りをするというのもたくさん出てきた。日本の実家もこれだ。

 

 

私の実家の場合

 

うちは一番下の子供が小学生になるまでは、お重に入ったおせちではなかった。

 

市場で、大きな確かマグロだったと思う。それを一匹買ってきて、父が出刃包丁で捌いて煮魚用、お刺身用と分けて調理。

 

煮物、黒豆を煮たもの、きんとん、なますを大晦日までに準備。

 

元旦に丸餅の雑煮。あとは準備できているお正月料理を大皿にどん、さー、お好きにどうぞだった。

 

 

子供が大きくなってからの様子

 

子供が大きくなって、少し余裕ができたからか、それとも手間のかかったおせちをちゃんとありがたく食べるということが理解できるようになったからか、いつしかうちもおせちを作るようになった。母が、「おせちの作り方」と言う本を買ってきて、母、姉、私で作るように。

 

与の重(4段)まであった。甘い味、酸っぱい味、お醤油味といろんな味が詰まっていて、しかもきれいに詰めてあるのはとても素敵だった。

 

が、お正月中、ずーっと同じものを食べるので2日めから「飽きた〜」となっていて、日本に住んでいたときは、「おせち=そこまで好きじゃない」と言う存在だった。

 

しかも、お雑煮の柔らかい餅が白菜などにビトーンとくっついていたので、雑煮も苦手だった。

 

実家のお年取りの様子

 

年越しそばを大晦日の夕飯で食べる。子供が若い頃(20代)までは確か新年が明けてすぐにおせちを並べ、

  • 年取りの挨拶
  • 小さな入れ物に昆布とスルメがパンツのように切れ目が入ったもの(長方形にハサミを入れ、上の部分は切らないので見た目がパンツ)とが入っている。そこから、お正月用の箸で昆布とスルメを1つづつ手のひらにのせてもらう。塩もひとつまみ。これをまずありがたくいただく。
  • お屠蘇
  • おせちをいただく
  • おやつの時間には各自、漆塗りの中皿に、干し柿、葉みかん、羊羹、和菓子がつがれていて、それを緑茶でいただく。母にもっと余裕ができてからは、お茶も点ててもらい、抹茶をいただいていた。
  • 雑煮は元旦の朝ごはん時に。

こんな感じだった。

 

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実家の新しい家での床の間。なぜ、けんちゃんが素敵な洋服を着ているかは後日のお楽しみ

 

次第に皆若者でなくなったので、お年取りは元旦の朝食時にすることに移行。

 

 

が、こんなにはできないニュージーランドの私達家族。

 

 

ニュージーランド、なーんちゃってお年取り

 

大晦日の夕飯にざるそば(息子は茶そばは絶対冷たいので食べたい派)か、温蕎麦のわかめ&稲荷の皮のせ。

 

元旦の朝にブランチとして、なんちゃっておせち。だいたい1日2日でおせちも終了!

 

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クマラ(いも)のきんとん、だし巻き、ニンニク醤油漬けステーキ、レッドキドニービーンズの甘煮、ウォールナッツの田作り、人参のなます、筑前煮、エビのうま煮

あはは〜。偉そうにお年取りとか書いちゃってるけど、元旦は特別、って言う感じが出れば満足。

 

しかし、日本の食文化って素晴らしいと思う。だって、お雑煮だって丸餅、角餅、だしは何で取るなど違ってくるし、お年取りに使うお魚も地方によって違うらしい。プラス、その家独自の食文化があって、気づけばみんな違う味を楽しんでいる。

 

ニュージーランドでは、ヨーロッパ系の人たちはクリスマスは張り切るけど、お正月は普通の日にかなり近い。特別にする人は、ま、お正月バーベキューだな。マオリの人はどうするのかな?今度Tさんに聞いてみよう。

 

流石に、アジア系の人は各々の文化の祝い方をしていていいな、と思う。

 

日本を出てから、おせち文化ってすごいな〜、地方色豊かっていいな〜と思うようになった。

 

季節のイベント、ニュージーランドは少ない。地方によって食べ物が違うというのもなし。ご当地名産の食べ物みやげ、なし!

 

日本に住んでいる皆さん、日本の食文化は素晴らしいです。買っても作ってもいいからおせち続けてほしい〜!

 

ちなみに、質問を頂いたのは、ドイツ在住のりすさん。彼女のブログはドイツvs日本のカルチャーショック情報満載。ニュージーランドもびっくりだが、ドイツもびっくり!そして、外国人嫁が同居するとどうなる?が垣間見え面白い!

 

 

いつかは食べてみたい、本格おせち。国境が開き安心して海外に行ける日はいつになるかな〜。美しいな〜。

出典 ウィキペディアよりhttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/57/Oseti.jpg

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