ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

誕生日を祝う体力はなし

怒涛の2週間を終え、昨夜はベッドの中で「はー、乗り越えた。明日はお休みをとって息子の大学のオープン・デーだ」と心が落ち着いていくのを感じていた。

 

朝起きると、廊下に息子がメッセージを書いてメモを置いていた。

 

「あまり寝れていないから、やっぱりオープン・デーには行けない」

 

実は、2週間前に3日病欠をとっている。そのおかげで、提出物がたまり、受けれなかったテストも受けないといけない。今週は3つ提出課題が重なっていて、かなりのストレス状態。結局木曜日にまた体調不良で学校を休んだ。

 

「頭がすっきりしないんだ。一生懸命取り組むけど、なかなか進まない。提出まで時間がない。寝れてなくてきつい。」

 

これを聞き続ける母もきついよ。

 

昨夜の状況から、だんなとは「明日は二人で行くか」と話していた。息子よ、資料集めは任せておくれ。

 

街中に住んでいるから、フリーのシャトルバスが家のすぐ近くから乗れた。メインのキャンパスで降りると、道の反対にはすでに説明会を終えた親子がバスを待っている。日本では普通の風景も、首都のウエリントンでもバス待ちの人がここまでいるのは見たことがない。

 

 

本当は6つ説明会を回る予定をしていたが、学科の話を親が聞いたところであまり助けにはならないだろうし、だんなもまだ病み上がり。学生ローンや国からの補助の説明かと、子を大学に送り出す親の心構えの2つの説明会だけに絞って参加。

 

ところで、人口500万人のニュージーランドには大学が8校しかない。

 

<北島>

  • オークランド大学 (University of Auckland)

  • オークランド工科大学 (Auckland University of Technology, AUT)

  • ワイカト大学 (University of Waikato)

  • マッセー大学 (Massey University)

  • ビクトリア大学ウェリントン (Victoria University of Wellington)

<南島>

  • カンタベリー大学 (University of Canterbury)

  • リンカーン大学 (Lincoln University)

  • オタゴ大学 (University of Otago)

 

だから、全国からたくさんの親子が、本日ウエリントンに集まっている。キャンパスもすごい人混みだった。

 

ここで、だんなとは全然感覚が違うなー、と感じた。

 

人混みと大音量の音楽、活気と今から息子の新しい生活が始まることへの高揚感。ワクワクの私。「さあ、行くぞー」と足早に。

 

一方、だんなは人混みに圧倒され、大音量の音楽に一気にお疲れモード。息子がいたら、あっという間に圧倒され、さらに体力消耗していただろう。来なくて正解だったよ。

 

説明会を終えて、各学科のブースも廊下に出ていたので、息子が専攻する予定のブースに行った。そこで、資料をもらい、

 

「今日は息子が体調不良で来ていないんです。ちょっと質問してもいいですか?」と声をかけると、フレンドリーな笑顔で話を始めてくれた。

 

だけど、周りに人が多すぎてなかなか聞こえない。あ、そうだ、ボイスレコーダーをこういうときにと思って持参してた。

 

「すみません、これで録音してもいいですか?全部覚えられないと思うので」と言うと、なんと私の手からそれをとり、話始める。

 

マイクはトップに2つついている。だが、彼はスマホと同じ要領でボトムを口に向けて話している。あ、若いもんな、この人。もしかして、ボイスレコーダーとか知らないのかも。えー、私ってそんなに年?あ、今日で60歳になったんだった。きっと彼の年代ならスマホで録音が当たり前なのか。ひゃー。

 

結構いろいろ説明してくれ、「はい」と返してくれた。どう見ても若いなー。

 

「ここで教えているんですか?あ、それとも学生さん?」と聞いたら、教えているらしい。息子が入学したらよろしく、と心の中で思いながら、お礼を言ってほかに移動。

 

後からだんなが、「ちょこ、教えているんですか?」だけでよかったのに。と、注意を受けた。あ、そうか、取りようによっては、「講師に見えない」ってもとれちゃうな。あ~、学びました。ごめんなさい。

 

無事、見たかったものは見たので、大学を後に。帰りは、徒歩。うちまで歩いて約24分。息子よ、上り坂は大変だが、交通費をうかせれる距離だよ。頑張れよ。

 

60歳の誕生日はこんな感じだった。

 

だんなと息子が回復したら、どこかおいしいものでも食べに行こう。

 

 

 

多くの子供が学生ローンと国からの補助、奨学金で学費と生活費を賄う。もちろん、足りない分が出てくるのでアルバイトも大切。自力で生きることを学ぶ。頑張れ、子供たちよ、