6月に日本から帰国した時の荷物検査のこと。
今回の帰省目的は母のお見舞い。なので、ほぼほぼ母の家から老健に行くことくらいしかしなかった。
息子とだんなにはお留守番で、お土産の日本食を待ちに待っているはず。私はスーパー、ドラッグストアーとダイソーに行ってお土産を買った。

どん!スーツケースの中身。このほかに着替えやスニーカーなども入っていたが、それは撮っていない。
見てわかるように、ほとんどが食材。
ニュージーランドは食品、植物、動物に関する持ち込みにものすごく厳しい。例えば、川魚のウナギは真空パックでも没収。だけど、冷凍のサンマならオッケー。海の魚だから。
さて、入国するときにはいつもドキドキだ。
オンラインであらかじめ申告を済ませているので、検査官の前に呼ばれたときはなるべく落ち着きを装い、「これこれが入っています」と正直に申告。「どのくらいの量なの?」と聞かれて「各スーツケースに1/2づつ」と答えると、ちょっと面倒だな、と言う表情でスーツケースを開けて、すべてそこのほうまでじっくりとあたっていく。
しかし、ほとんどがドラッグストアーで買って免税扱いしてもらっているので、きれいにビニールに入って「開けるな」のシールでとじられている。こういうのは、「ふん、ふん」と問題ないな、とオッケー。
だが、忘れていた、無印で買ったカレーやアサリご飯の素があるじゃないか。

検査官は、すぐにスキャンして翻訳。そして、「牛肉」の文字を見つけ、「肉はもってないっていったよね?」と厳しい視線。あ、どうしよう。特に牛肉は狂牛病の可能性があるから持ち込み禁止だ。あちゃー。
隣にいた若いアジア系の検査官に「牛肉ってあるよな」と話す。彼女は、翻訳を見ながら「このルー」って何?と聞く。
「あ、それはカレー粉と小麦粉と調味料を合わせたドロッとなるカレーソースです」と答えると、「あ、ルゥね!」と分かった様子。そして、その間に私はレトルトの写真を見て、これって肉片は入ってないんじゃ、と気づいた。そこで、原材料の部分を見せてもらい、「あ、これはじっくり煮込んでエキスを取り出したもので作っていて、お肉自体塊で入ってません」と説明。若い検査官が「確かに」と言ってくれてパス。ほー。
アサリは海に生息するからオッケーだった。
そして、次から次に手に取って聞いてくる。これは?

お玉はこちらにもあるけど、穴があって便利なんだよなー。「お玉です」
「これは?」

「暑いときに凍らせておいたこれを首に巻くんです。そうするとさっと汗が引いて、熱中症を予防できるんです」「フーン」
「きれいに包装されているけど、これは?」
姪っ子がくれたおかきセットだ。うーん、なんか気になってるようだな、自宅用だからいいか。「開けましょう。びりびり。これです。ライスクラッカーです」「ワーォ」

見たか。日本の繊細なデザインと美しい詰め方。ふふふ。
ちょっと自慢気になっていた時、検査官が動きを止めた。そして、女性検査官に「おい、ちょっとこれを見てみろよ」
ぎくっ、なにかまずいものあったかな?ドキドキ。
彼の目に留まった、気になったものは…
これだ!

「おい、これって水に漬けたらタオルになるってよ。知ってたか?」と今度は感動にも近い表情で女性検査官に見せる。
すかさず、私は「これ、地震があって非難するときに少量の水でバスタオルになるんです。場所とらずにいいんです!」と説明した。
彼は、どうやらこの圧縮タオルにパンチを食らったらしく、そのあとの食品はちゃんとしたパッケージにしかも、きれいにスーツケースに入れてあるし、問題ないと解放してくれた。
今まで受けた検査で一番長く、ドキドキしたが、こんな便利商品に感動してくれた検査官。君も人間なんだねー。