さあ、いよいよフィンランド式サウナ・デビュー。何十年ぶりだろう。いや、確か19年前にリゾート地でスチームサウナ(大きな加湿器部屋にいる感じ)を体験したことはある。だが、それ以来、サウナは利用したことがない。
えー、中で気分悪くならないかなー。貧血になったりして、などと気が小さい(本当か?)私は出かける前にいろいろと調べた。ま、5分とかの短い時間で徐々にならせば大丈夫そう。あ、そうだ、赤坂のサウナでドアの取っ手がノブ式で開けられずに残念な事件が起こったばかりだ。今日行くところの取っ手をしっかりチェックしないとな。
こんな風にちょっと腰が引けた状態で臨んだサウナ。ドアを開けると真っ暗に近い。目が慣れる前にはだしの足が熱くなって「あちちち」となった。どうにか空いているところを見つけ、タオルを敷き、座る。暑い。鼻孔の中が乾燥して痛い。しばらくすると汗が出てきた。
数分したころだ。スタッフのお兄さんが手桶と杓子を持って入ってきた。お兄さんは黙ってロウリュ(löyly)と呼ばれるアツアツの石にアロマオイルが混じっている水をかけ、シュパー、シュパーと水蒸気が発生。むっと暑くなる。何回かかけた後、手にしたタオルを天井に向けクル、クルっと回す。するとサウナ内の水蒸気が熱風として私たちに吹き付けてくる。い、痛いくらい熱い。今度はタオルを上下にしながら回転するじゃないか。ひゃー、あつー。
後から調べると、こういう行為をする人を熱波師と言うらしい。確かにお兄さんがタオルを振ると熱波がおこる。


熱波師が出ていくと、どっと汗が噴き出し、流れてきた。うっ、これ以上耐えられない、まずは一度外に出よう。
汗をシャワーで流し、冷水プールへ。子供のころの記憶ではピュッと冷水に入り、キャッ、キャ言いながら犬かきしていた。が、5度の冷水プールは、足を入れただけで「冷やっ」となりそれ以上は入れなかった。とりあえず、降りて水飲み場に行く。用意されたコップに水を注ぎ、飲む。あ~、生き返る。そして、ビーチサイドにあるような長イスのようなものにねて、ふーっと深呼吸。しばらくすると体から熱が取れていきリラックス。ぼーっ。果てしなく、ぼーっ。
あ~、これかサウナの効果とは。ぼーっ。
そこへ、だんながシャワーから出てきて隣に来た。が、さすがヨーロッパ人、手にバスタオルですっぽんぽんで歩いている!「だんな、一応礼儀として個人的な場所は隠すように」って同意書にサインしたでしょう!」と私から怒られ、シュンとして頭用の小さめのタオルで隠しながら、横たわる。大変だ、本当にヨーロッパ人はすっぽんぽんが好きだな。
こうして、暑い→冷たい→リラックスを2サイクルやって、しっかりシャワーをし、マッサージへ。あ~、極楽、極楽。
ドイツのサウナ事情はこのビデオの2:16からうかがえる。皆さんすっぽんぽん
果たして、私は大仏さんのように座ったのか。そんなことすっかり忘れていた。あ~、夢を果たさずじまい。ま、いっか。