ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

診断名はBenign Paroxysmal Positional Vertigo(BPPV)

長かった。とにかく待つのみのEMERGENCY。

パーティション横で寝ているだんな。落ち着いた様子なので、私は次の行動へ。そう、食糧確保。何回も病院にお世話になった私は、「食べ物確保しないとかなしいことになる」のは経験済み。息子に、「スーパー行って晩御飯と飲み物買ってくる」と言って外に出た。寿司、スムージー、水、ブリオッシュ(パン)、マフインを買った。スナックとリンゴはもうちゃんと家から用意してきている。ふふふ。

だんなは病院にいる、スタッフがそばにいると言うことでだいぶん安心したようだ。水分さえ取りたくないと言ってたが、看護士さんが「アイスブロックならどう?」と言うと「食べてみたい」と返事。私も手術後になめたアイスブロックがものすごくおいしかった。こういう時にはアイスブロックなんだな。

そして、やっと20時過ぎに個室へ移動。だが、待てど、暮らせどドクターは一向に来る気配がない。息子は高校が始まったばかり。明日は学校なので早起きだ。カバンの用意もさせなくちゃ。だんなも同じように考えていたようで、私と息子は21時近くに病院を出ることに。後ろ髪を引かれるけど、息子がちゃんと寝れるように帰らなきゃ。だんなは病院スタッフにお願いします、だ。

翌日の用意、シャワーをして床に就いた。が、やはり眠れない。だんな、どうしてるかな。ドクター来たかな。時計を見ると22:30過ぎ。寝なきゃ、私がしっかりしなきゃ。

でも、眠れない。それなら、起きて本でも読もう、と思ったとき携帯がブルブルと震えた。だんなからのメッセージだ。

「やっとドクターが来てくれた。診察が終わり、血液検査結果を待っている」

あー、よかった。診てもらえたんだ。え、23:30。だんな、おつかれー。長かったねー。

0時近くに、「血液検査、オッケー。診断名はBenign Paroxysmal Positional Vertigo(良性発作性頭位めまい症)だったよ」。あー、よかった。Benignが「良性」っていうのは病理学で学んだから、その言葉を聞いただけでほっとした。そして、やはり昔のお隣Kさんと同じだ。これなら私だって知っている。よかったー。

良性発作性頭位めまい症は、耳の中にクリスタル(耳石)があって、頭を動かした時にそれが動くことで脳が受け取る情報と動きに時差が生じることで起こるめまいらしい。そして、年齢、性別関係なくだれでもBPPVになる可能性があると言う。だんなのことを話すと驚くほど、私の母もそうです、私もなりました、姉がそうでした等々たくさんの人が教えてくれた。ひゃー、こんなに身近な病気だったのね。

さて、だんなはなんとタクシーで、座って帰ってきた。医者にめまいのメカニズムを聞き、吐き気止めも飲み、めまいも落ち着いてきたみたいだから帰っていいよ、と言われたのだ。おかえりー。大変だったねー。

あー、朝とは全然顔色が違うだんなに安心した。でも、やはり心配、興奮した一日だったのでなかなか眠れなかった。

 

お隣さんがBPPVだった時のはなし。

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