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テーマは「カナダで働く日本人、30代の男性が刺されて死亡した」と言う悲しいニュースだった。詳しい状況はまだわからないが、深夜友人を送り、ウーバーを呼ぼうとしていて路上で襲われたらしい。最近おしゃれな場所になってきたエリアだそう。だけど、チャイナタウンの端っこに近く、ある程度危険な場所らしい。
日本にいる殆どの方が「カナダやニュージランドは安全な国」と思いこんでいるのでは、と感じる。私も日本にいた頃は、そう思っていた。だけど、やはり現実は違う。日本でも同じだと思う。行く場所、行く時間帯で身の安全が大きく変わる。そこをしっかりと頭に入れておかないと、とても危ないと思う。
私は、首都のウエリントン、しかも、街の真ん中に住んでいる。大通りから一本入ったところのアパートで、夜は外出は控えている。浮浪者や酔っ払いがあちこちにいて、白人、体格のいいだんなでも「危ないから出ない」と言っている。
引っ越してすぐに、夜になると通りから酔っ払いの声や「キャー」のような叫び声が聞こえてくることに驚いた。昼に歩いていても、浮浪者の人がいたり、危なさそうな人が一般の会社員と紛れて歩いている。
昼3時頃に、ただ前を通っただけなのに「うわー」と言う声をあびせられたり、「お金を頂戴」と言われて「ごめんなさい」と言いかけているときに彼女のバッグを顔に当たるくらい回されたり、結構「怖っ」って言うのを経験している。家を出て一分くらいのところだ。
めずらしく夕方外出して夜8時位にバスを降りたときは、だんながバス停まで迎えに来てくれた。たくさんの人が行き交っているし、明るい場所なのにだ。それくらい、だんなも注意している。
引っ越すまでは、そこまで構えないといけないとは思っていなかったが、「街なかに住むということ」は「より一層身の安全に気を配る」必要がある、と思い知った。
郊外に住んでいたときも、夜の運転は必ずドアロックをしていいた。玄関やバルコニーにはセキュリティ・ライトは絶対必要。安全な国の評判を頂いているニュージランドだが、地元民も皆、夜は気をつけている。
小学校には「ディサイル(decile) 」というシステムを取っていて、国からのファンドがこれによって変わってくる。1から10まであり、1だと、そこに住む両親の経済力が低く、より多くのファンディングが学校におりる。10だと経済力のある親(貧困ではない)が住んでいるところ、イコール家の値段も高いところだ。だからといって10のところが安全であるとは言いきれないが、住むところ、行かせる学校を選ぶときの地域選びということにディサイルを参考にしていた。どこに住んでいても、暗くなったらなるべく外出は控えたほうがいいと強く思う。
コロナがだいぶん落ち着いて、ワーキング・ホリデーで来る日本人の人も増えてきた。外国だと「この人変、この場所なんか変」って言う感がなかなかわからないと思う。ある程度長く住んでみないとわからない。だから、感覚がつかめるまで、いやつかめても身の安全をしっかり考えて行動してほしい。
(6月10日追加)
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犠牲になられた男性の御冥福をお祈りします。
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