ニュージーランドも日本と同じく地震が多い。2011年のクライストチャーチ地震は、日本の人にもまだ記憶に新しいのでは。
なのに、わが街のウォーターフロントの風景を見てみるとガラスを多用したビルが多い!大丈夫か?
2016年のカイコウラ地震(南島)のときわが街もかなりダメージを受けた。地震のあとに調査団がCBD(Central Business District中心部のビジネス街)のビルを一軒一軒調査し、危険だから補強が必要なものには黄色のステッカー、今後使用するには危険すぎるものには赤のステッカーが貼られた。
だから、2016年以降、黄色のステッカーが貼られたビルのテナントは慌てて他に場所を移すか、冷や冷やしながらビル管理会社が補強をするのを待つ形に。赤のステッカーが貼られたビルは、残念ながら解体に。
去年、街中のシネコンが入ったビルもいきなりクローズ。ここは危険すぎると発表が出されたあとすぐに閉まったのだ。お客さんもびっくり、スタッフもびっくり。こんなやり方で大丈夫なのか。
ヨーロッパに住んだおかげかな。昔は、最新のビルが安心できるし、清潔だしと信じていた。が、最近は写真のようなちょっとレトロな(と言っても、ここニュージーでは1900年代の建物になるが)建物のほうが、個性があって、冬部屋の中が寒くてもこっちのほうがいいかなー、何て思ってしまう。