ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

こんなんじゃない!と心で叫んだ

昨年末に帰省した時は、事故後の後遺症もきつかったし、2週間と言う短い期間だったのであきらめたことがあった。それは、

 

美容室にいくこと!

 

やはり日本人の髪は日本の美容師さんじゃないとうまく扱えない。今まで、キィウィ、イギリス人、シリア人に切ってもらったことがあるがどれも「あー」で終わった。

 

今回は、絶対に行くぞ!と思いながらも6月でもううだるような暑さ。そして、高い湿度。ニュージーの体になっている私にはなかなかバスに乗って一時間の街中の美容室は遠い場所。

 

妹に実家の近所の美容室のことを聞くが、彼女は昔住んでいた時に行っていた美容室に行き続けているらしい。車を日本では運転しない私。これは飛び込みで行くしかないな。

 

朝散歩をしたときに、新しい実家から徒歩5分の所にどうやらチェーン店で、座席が3席あり、雰囲気もまーまーそうなところを見つけた。ここにしよう。

 

9時半くらいなら電話出るかなー、とかける。

 

「はい」と女性が電話をとった。

 

あれ、店の名前とかいうんじゃないの?覚えている限りでは、日本では「お電話ありがとうございます。ヘアサロンxxです」っていうのが一般的ではなかったか??

 

ちょっと違和感を感じたが、朝一なら空いてます、とのことさっそく予約をして出かけた。

 

店の前に立つと、すでにもう一人のおばあさんが髪を切ってもらっていた。ドアを開けると、朝電話に出たであろう年配の女性が出てきて、「どうぞ」と空いている席に案内された。

 

「あれー、外観と違ってもしかしておばさん専門のお店?いや、若いスタッフがいるんじゃ」と少し期待しながら待つ。

 

が、どうやらこのおばさんが一人で切り盛りしている風。間違ったか。

 

しまった、もうケープもかけられているし、しょうがない腕がいいことを願おう。

 

 

私の番が来て、おばさんに「こんな感じにしたいんです」とバックとサイドからとったモデルさんの写真を見せた。

 

「はい。わかりました」と涼やかな返事。よかった、やりたい形は理解してくれたし、ちょっと自信もありそうだ。よろしく!

 

眼鏡をはずすとほとんどぼんやりの私。おばさんは「あら、あなたは髪の毛の量が多いわ。少し減らしましょうね(え、だいぶん抜けて若い頃よりつかんだ毛量は少ないんだけどなー、ちょこ心の声)」と言う。しかも、「あなたの頭はここが高くなっているからこの上で切っちゃうと上がっちゃう。だから、この辺でカットしましょう」となんとなく説得力のあるアドバイス。

 

出来上がったら、

 

ぜーんぜん違う!

 

 

 

なりたかった髪型

 

写真出展元:楽天ビューティより

 

 

 

出来上がった髪型

 



 

「どう、いいかんじでしょ」とおばさんはのたまった。

 

「え。あ。え」としか言いようがなかった。

 

これ、どうやったらモデルさんの髪型と一緒なの?全然長いし。ぱっつんあごラインで切っているし。えー。

 

もう、何も言葉にできなかった。

 

「絶対にちがう!」と心の中で叫んだ。