あ~、終わった。
この2週間、働いた。働いた。まるで日本で働いていた時のように。やることいっぱい。
断続的にお客さん、会員、問い合わせのための訪問者がドアをたたく。「忘れ物したー」や「今度はいつありますか?」の電話。イベントの申込書を会員さんが持ってくるので預かる。仕事の手を止めなくちゃいけなくて、大変。
講師からのほかのクラスへの苦情。
食器洗い機から泡がぼこぼこ、もりもり出てきて床が濡れてる。
「ちょこー、トイレの手洗いシンクの水ながれないよー。」
どんどこする音に何事かと廊下に出て「何してるの?大丈夫?」の質問を生徒にした。「トイレに来ただけ」と答えた。子供クラスの先生が全然教師らしくなく、3人しかいないクラスの2人がトイレで遊んでいて、濡れたペーパータオルを床に散らかし、走り回っていたのだ。年は10歳くらい。でも、体はでかい。
2階に上がって「ずいぶんトイレで騒いでいたよね。濡れたペーパータオルがいっぱい散らかっていた。あれあなたたち?」と聞くと、ちょっと赤くなり「2,3枚かなー。落ちているの見た」と言う。「結構たくさんあったよ。もしあなたたちのだったら、次回はちゃんと拾ってね」と話しているのを先生が遮る。
「あ、そう、なんか長いなーと思っていたの。え、何してたの?」と私がまだ話しているのに早口で割り込んでくる。困ったもんだ。
授業が終わった後に、「私たちは子供たちが教室の外に長く出るのはよくないと思っています。ずいぶん長かった。多分合計で10分くらい出ていたでしょう。トイレに行くにもそれは長いと思います」と淡々と言った。彼女は、「でも、おなかが痛いときだってあるし」と言うので、「2人で出て、両方ともおなかが痛くて、10分帰らないというのはあまり考えられないのでは。しかも、かなりの音を立ててたし、キャッキャ言ってましたよ。最初は作った作品に着替えているのかと思ったら、棒を持って出てきて、いったい何をしてるの?って思いましたよ」と言うと、「あ、そうそう、棒どこで拾ってきたんでしょうね?」とあっけらかん。おーい。
お休みをとっているマネージャーのお仕事がたっぷりあって捌くのに大変なのに、こんな面倒な問題がなぜ起きる?いや、忙しいときほど何か事件が起こるのは世の常?
そんな忙しい2週間をどうにか乗り切った。
あ~。明日で60歳。50代最後を走り切ったって感じ。頑張った、アラカン。