前回のポストに書いたとおり息子の嚥下の様子を見るため、なんとすごいマシンを使ってくれた。
choukoureimamanz.hatenablog.com
検査のために入った部屋にはFlu......とあった。そして、シーメンス社の機械だったのでここに出ているものの一つだと思う。
出典:www.siemens-healthineers.com
テーブルに息子が上向きに寝る。そうすると上のほうから赤い光の線が十字で降りてきて、調べたい場所に十字の交わったところが来るようにリモートで操作。そうすると、巨大画面に息子の胸とおなかの部分が映し出され、心臓がドクドクと動いている様子、胃も動いている。ひゃー、リアルタイムでX線の画像がしかも映画のように見ることができる。
着替えるときに聞かれた「ストロベリーかチョコレートか」は、実はバリウムの味だった。母はそんなこと知らなかったから、息子にバリウムがどんなものかも説明しておらず、「あれ、確かまずいんだよな~。大丈夫か息子。いや、知らぬが仏か。」と頭の中で自問自答。
息子はチョコ味のバリウムを仰向けになったまま、私が差し出す紙コップからストローでグイーーーーっと吸い込む。
「まだ飲み込まないでね。はい、今飲んで!」
と先生が言うのに合わせて飲み込むと、いやー、液体が食道を通ってするり、するりと胃へと移動する。
今度は、マシュマロを入れたバリウムで、小さい形のあるものを飲み込む様子を観察。異常なし。
次は、もっと大きめのマシュマロが入ったバリウムを頑張って飲み込む。特にどこかで引っかかってということもなく胃に到達。
すると、実習生が息子の肩を押さえ、先生が腰をつかみ息子を揺らす。揺らす。揺らす。
そして、飲み込んだものが胃から小腸へとゆっくりと移動していく。胃を抜けるときに絵の具を水に落とした時のようなゆっくりと回転しながら移動していく様子が見て取れる。ほー。
今度は、横向きになって様子を見る。結構な量のバリウムを飲んだ息子。でも、いやそうじゃなかった(今聞いたら、かなり甘かったらしい。きっとカバー・アップするためにこんだけ甘くしたんだろうな、と思ったらしい。さすが息子!)。
先生は見習いにこそこそと話していたが、「私たちの見解は異常なしです。今日中にレポートを作成するので、翌日にはかかり医に届くはずです。グッド・ボーイ。」と言われた。ほっつ。
いや~、よかった、よかった。検査内容をよく知らされないままで、最初は驚いたが、息子も私もシーメンス社のマシーンに興味を持っていかれて、検査を怖いとか全然思わず、画面に目はくぎ付けだった。揺らされたり、急にリモートで起立状態にされたかと思えば、頭を下にするような体制になったりと大変だった息子。
先生には「グッド・ボーイ」って言われたが、ひげを剃ってなくて、これで「ボーイ」って言われるのが違和感があったな。
結果よしなら、全部オッケー!楽しい検査でした。あはは。