先日、息子が夜食を持って自分の部屋に入るところに出くわした。彼の後ろ姿を見た私は、
あれ、今こっそり後ろからつけたら、このまま部屋に入っていけるんじゃ(ちょこ心の声)
こうひらめいた私は、忍び足で後ろにくっつきドアフレームをくぐった。
やめろよ!来ているのわかってるよ!
あれ、忍び足だったのにな。
あのね、YOU はいつも「スッ、スッ」ってすり足だよ!そりゃ、来てるなってわかるよ。やめろよな。
この一件を翌朝だんなに話した。
あ、わかるよ。日本人の男性もすり足だよな。30年前に日本企業についた同級生がいたんだけど、彼がそう言ってた。「日本の男は足あげれないんだよ。すり足!みんな!」なんでそうなの?
ウ~ン。考えた。あ、それって祖先から続く日本人特有のとこなのかも!
あのさ、私の推測だけど、日本って昔着物を来ていて裾さばきが難しかったの。だから、女性は内股で、小股で躓かないようにすり足で歩いてたのと関係あるかも!男の人はさ、お代官様(時代劇の見過ぎ!)とか裾の長ーいキュロット・スカート見たいのを着てたの。で、これまた歩きにくく、確かすり足だったような。これが現代の日本人の細胞レベルで刻まれてるんじゃ?!
出典元 肩衣長袴をつけた通常礼装の高級武家 ・江戸時代・小袖の完成 日本服飾史 資料・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~
実は、私も気づいていたんだよね。私が歩くと「スッ、スッ、スッ」とかスリッパで「パタパタパタ」とか音がする。
息子からは言われる、
どうしてYOUはオノマトペ(擬音)をたくさん使うの!グシャグシャ、ブーン、グサッ、クルクルとかさ。なんで!単語で言ってよ。
うっ。たしかに。だけど、息子よ、君だって「パパ、ズズッッッッ(髭剃りを動かす仕草をしながら)するから、シェイバー貸してよ」、って言ってるよ!
むっとする息子。ふふふ。君も日本人の細胞で作られているんだよ。そこにむかーしからの日本の文化がデーターとして入っているんだね。ふふふ。ちょこ幸せ。