ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

金曜はボランティアの日

隔週で地域の老人ホームでボランティアを去年10月からしている。就職をしたいが、まだ体力的に自信がなかったのと、子育てで10年ほど仕事から遠ざかっていたので、まずは外の世界とつながることから始めたかった。 

私が担当しているのは、レクレーション。要するに、ホームの人たちに楽しいひと時を提供すること。実際には、クラフトを一緒にしたり、DVDの鑑賞会、お話クラブなど。

最初は、5,6人くらいの方を対象にしていたけど、やはり痴呆症や手先が動かしにくい方、興味ないのに無理やりスタッフに連れてこられた方など、収拾がつかない...。

私は、少人数と頼んでいたが、レクレーションのスタッフの一人、Kさんはなぜか「さあ、皆さん楽しいことしてますよ!」とどんどんつれてくる。しかも、送り込んだら彼女はどこかへ。誰が痴呆症があって、誰がトイレの介助が必要で、誰が一人でうろうろしていいのか何も情報を与えられてない!えー? 

トイレに行きたい、部屋に帰りたい、何をしたいのかよくわからないけど落ち着きない人々、いったい私はどうすればいいの!状態だった。

なので、ちょうど同じ頃にボランティアで来ていたCさんと一緒に組むことにした。そして、私は少人数しか相手にできない(病気の後遺症などあるので)、介助のようなことはできない旨をはっきりと伝えた(実は面接のときにできないことを言ってたけどね)。

が、ついつい最近までKさんはどんどん連れてきてた。おいおい。

今は、3から4人の常連さんだけに絞ってやっている。3人の入居者に2人のボランティアでも結構手が足りなく感じる。だけど、何かを一緒に作って出来上がったときはうれしい。

90歳代のTさんは、痴呆が入っているが、けっこうイケイケおばあちゃん。きらきら光るジュエリーのステッカーが大好き。それさえ渡しておけば、ずーっとハッピーにぺたぺた貼り続けている。そして、いつも「Far out!(最高!)」って親指立てて、にかっとする。かわいい。 

40歳代のBさんは、車椅子。家庭の事情でこの老人ホームに入っている。彼女は、蝶々、猫、ピンクが大好き。ここでの生活は、あまりにもジェネレーションギャップがありすぎて、つまらない。そうだよね。周りはお年寄りばかりだもんね。 

多分70歳代のRさんはしっかりしていて、自分でバスに乗って街中まで行って用事を済ませることができる。彼女は手先がとても器用でいろんなものを作ってくれる。こちらが勉強になるくらい。 

この三名が常連さん。今日は、季節がらクリスマスカード作り。 

おしゃべりしながら、何かを作る。それが、楽しいな。