ニュージーランドに初めて暮らした時、いろいろなカルチャーショックを受けた。その中の一つ。ケーキ。
日本でいうファミレスのような雰囲気のレストランでデザートを注文。よくわからないから、ガラスケースのところまで行って選んだ。
「これお願いします」と指して言うと、
「クリーム・オア・アイスクリーム?」と聞かれ一気にパニック。
え、ここにあるの全部ケーキだよね?なんでクリームなのかアイスクリームなのか聞かれるの?
なぞはすぐに解けた。笑いながらスタッフが教えてくれた。ここでは、甘いケーキに、脂肪分たっぷりの生クリームか、これまた甘いアイスを添えて食べるのだ。しかも、ドンっとたっぷり添えてくれる。しばらくして分かった。この質問の頭に”with”がついていて(一緒にどうですか?)と言ってたのだ。だが、私は"with"を当時は聞き取れてなかった。最初は、アイスを選んで食べていた。が、そのうち、「Both, please!(両方お願い!)」と言うようになった私。あはは。体重は激増。入国時に57センチのウエストが60台をグングン上がっていくのにそう時間はかからなかった。
キィウィの家庭には必ずと言っていいほどアイスクリームを常備している。デザートタイムがケーキの時は、「アイスでいいでしょう?」と言われ、ドンっと添えてくれることが多いので覚悟を!
ところで、最近、カフェやレストランでケーキを頼むと、
「クリームかヨーグルトか」と聞かれるようになった。アイスクリームは消えた!やはり、ここでもダイエット志向、健康志向になってきたからか。時代の流れを感じるな。ちなみに、両方とも無糖のことが多い。
私はヨーグルト添えを選んでいる。だって、ケーキが甘いから少しでも緩和してほしくって。あはは、もう若い時のようなアイスクリーム添えは無理だな。
(ちなみに、両方をください、はもうできないようだ。)