ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

ピュアだけではないニュージーランド

100% Pure New Zealandなどととうたつたりしているので、「安全で」、「フレンドリーで」、「旅行するのも安心だ〜」と思って来る人多いと思う。また、私もこの国の素晴らしいところを多く発信したいと思っているので、読んでくださってる方もそのように感じていると思う。

自然はたっぷり、普通の住宅街でも素敵な景色のところが多い。人口がもうすぐ五百万人になる、小さな国ニュージーランドだが、そんなに手放しで安心してはいけないよー、とお伝えしたい。

決して、ニュージーランドが危険だとは言っていない。ただ、あまりにも楽天的に考えている方が多いなと感じることがあるので、住んでいるものから見た現実を書いてみます。

2018年、22歳の誕生日の前日、イギリス人Grace Millaneさんがネットで知り合った男に殺された。これは、住んでいる人を含め旅行者にも「安全だと言われている国でも、気を緩めることなくしっかりしなくてはいけない」と警笛を鳴らした事件。

私もニュースで見て、本当にショックだった。こんなにかわいくて、賢そうな女性が、なぜネットで知り合っただけの男を信用して彼の泊まるホテルの部屋までついていったのか。

犯行を否認していた犯人とグレースさんの足取りをCCTV(街に設置された監視カメラ)がびっくりするほどとらえていた。

待ち合わせ場所で会う二人、腕を組んでパブでお酒を飲む、ホテルのエレベーターでも楽しそうに話している姿。彼女が彼を「まだ相手をよく知らないから、ちょっと注意しよう」と考えていたいう雰囲気は全く感じられない。

だけど、結果はとても悲しいことに。しかも、犯人は犯行後、別の女性とデートしている。ひどい。


私もこれに近い(決して殺されているわけではないが)光景を目にしたことがある。

若者に人気の、古い建物を改造したおしゃれなパブに行った時だ。

ワーホリで来たとみられる日本の女の子たち3人と白人の若者3人。列に並んで注文をしていた。どうやら女の子たちはメニューを解読するのに苦労している様子。男の子たち気づいて助けてあげろよな、と思っていた瞬間。私はショックを受けた。

「さっさと決めろよな。」と男の子がイライラしながらつぶやいたのが聞こえた。

え、何それ。この子達友達じゃないの?

あ、そうか、別に一緒に食事を楽しもうじゃなく、さっさと酔っぱらって…、と考えてるのか。

考え過ぎかとも思ったが、だんなに腕を突いてどう思うと聞くと、あー、甘く見られてるんだよと、男性の目からもこの男の子達はあまりいい感じには取れなかったらしい。

私もワーホリや語学学校に来ている人と仲良くなって驚いた。本当に彼女らが男性との付き合いに楽観的過ぎるのだ。

平気で酔っぱらうまで飲むし、相手のフラット(共同で住むスタイル)について行ったり。あまり人間性を知らないうちに、すきを見せすぎなのだ。

外見だけにみとれず、言葉がわからなくても彼らが発する言葉の響きや、顔の表情、ちょっとしたことを助けてくれたり、気をつかってくれるかなど、なぜちゃんと確認しないのだろう。多分、一緒にお出かけ、と有頂天になってるのだろうな、と思った。

どこの国でも同じです。日本でも。安全なところはない。自分で、活動する場所、時間帯、そして一緒に行動する相手はよく考えて、自分の身はしっかりと自分で守る。

言葉はわからなくとも、絶対にどこかの瞬間に「自分は大切に扱われてないな」と感じたら、自分のその感覚を信じよう。結構、こういう感覚は世界共通だから。