先日、薬を取りに行くためうちから離れた薬局に車ででかけた。
と、前の方から車輪なしの自転車(バランシング・バイク)で男の子とママが歩いているのが見えた。
うん?あれってAさん?
彼女には来年高校を卒業する息子と、家の息子と同級生(幼稚園が一緒だった)娘と、妊娠に全然気づかず授かった3歳の息子がいる。
ゆっくりと走ると、やはりそうだ。
車を止め、手をふる。「えー」と言う驚きの顔がうかがえる。
そのまま別れたが、後でテキストを送り、少し一緒に歩こうということに。
結局、雨が降り出したので私が彼女を家に送り、ちょいとお邪魔した。
大きな豪邸に住んでいる彼女。義理のお父さんが自分が来たときに泊まる部屋がないと、かなりだんなさんにいいよったらしく、せっかく7年かけて住みよく改造した家を他人に貸し、今の家へ引っ越し。言い出しっぺのお義父さんが大分お金を出してくれたらしい。お金持ち地区の豪邸。
うちのキッチン、ダイニング、リビングを合わせたくらいの大きなキッチンエリア。だが、そこの窓際にはびっしりと野菜の苗が植えられた入れ物が並んでいた。
えー、すご。本格的。と言うか、個人宅でこれだけ育てるってすごい!
感動していると、彼女が何なら庭も見る?と聞いた。
もちろん!
Aさんが誇らしげに語る。「これ、殆どが前の庭からの移植や、種を持ってきて育てているの。」
しかし、どんなやったらこんなに野菜をたくさん育てれるの?どこで学んだんだろう?
実は、香港のご両親は野菜を育てて生計を立てていたらしい。見様見真似でやったとのこと。素晴らしい。
こうやってAさんの野菜に向けられた情熱に感化され、私も育てることにしたのだ。
収穫できるのが楽しみだな。