ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

ウエリントン・ホスピタルの廊下にはかわいい壁画がある

いろんな科にお世話になっているが、この廊下を通るのは病院の歯科に行くときに通る。最初は廊下に誰もいなかったので突然この壁画がでてきて、なんかちょっと怖くなった。どうしてだろう。古いからかな?

 

 

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4,5回目になるとちょっと立ち止まって何が書いてあるのかな、と見る余裕がでた。怖がり屋の私だ。あはは。

 

今回は、たまたまエレベーターの点検中で遠回りしなくてはいけなく、いつも通らない通路を通ったらこれに出くわした。

 

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そして、このプレートと壁画のことがわかる説明を見つけた。

 

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まず、プレートには、「1890年から1898年までウエリントン・ホスピタルの看護婦長を務めたAugusta Wilson Godfrey(1923年3月11日没)に敬愛の思いを込めて、看護師一同よりこのプレートを寄贈します。」とある。こんなプレートを作ってもらえる婦長さんってどんな人だったのだろう。

 

下には、「ロイヤル・ドルトンの童謡の壁画は、この病院が最初に1912年に建てられたときキング・エドワードVII子供病院の中に取り付けられ、(建物は)1989年に取り壊された。しかし、ウエリントン・ホスピタルのロイヤル・ドルトン壁画保存トラストにより1992年に再度取り付けられた。」と説明してある。

 

へー、100年以上も前の画だからなんとなく怖く感じてしまったのか。歴史の浅いニュージーランドでは、100年以上と言うとすごく重みのある数字だ。

 

ちなみに、ちょっと上記の婦長さんを調べてみた。「当時の看護婦長ケイト・マースデンの辞任を求める抗議文に共同署名した看護師の一人。この行動により、他の看護師たちとともに解雇される。が、すぐに看護師としてウエリントン・ホスピタルに戻った」人だと言う。しかも、このケイトさんは飲酒で医療にあたった医師を訴え、彼と彼の支持者を病院から追い出した人。アウグスタもケイトもニュージーランドに住む女性は昔から強かったのね。