今日は完全ロックダウン（レベル4）の二日目。朝散歩を終え、こうしてブログを書く余裕が出てきた。外出制限のためもっと暇になるかと思いきや、3食の用意をすることになるので意外に時間を取られた。
レベル３のＤａｙ２、水曜日。近所以外のところを歩けるのもしばらくはできないよねと言うことで、だんなが半日有給を取ってコーストラインをドライブ、人気のないところで降りて散歩。晴れていて、景色もきれいで、これから４週間この景色も見れないのねー。
その日の夕方６：３０ごろにだんなの携帯がすさまじい音を立てた。あ、知ってる、これって政府からの緊急アラームの音だ。え、まさか、アウトブレイクが爆発的とかじゃないよね。恐る恐る、でも、息子の手前「えー、なんだろうね？」とちょっとおどけた調子で言いながら、３人で携帯の画面を見入る。
「本日23：59、レベル４になります。絶対に政府のルールに従って、エッセンシャルな買い物、散歩、病院、薬局などに行く以外、家にいるように！」のお知らせだった。あー、よかった。っていうか、どうしてこんなけたたましい音を使ったの？今回はなんかもう少しソフトな音でもよかったのでは？せっかく、平常心、平常心とやっていた私の心臓がどきどきしたぞ。
さて、レベル４の初日。休校になってからつづけている「通学路を息子といつもの通学時間に歩く」をした。いっぺんに自分の周りの環境が変わった（というか、行動範囲が限られるって初めての経験）ので、せめて一つでも「いつも通り」を感じたいのだ。
このいつも通り、って大切だと息子を生んだ時にいろんな人から言われた。「ルーティーンを作りなさい。そうすると子供は次に何が起きるか予想できるので落ち着くのよ。」何度、先輩ママから聞いたか。今、こんな非常時こそ「いつも通り」をできるのがありがたい。
予想できる、ってすごく大切だ。今回の警告レベル導入時も、ジャシンダが「４段階ある中で、今はレベル２です。なるべく外出は避けてください。多分、３に上がるのはもうすぐです」と発表。そして、３に上がった時には、「４８時間後にレベル４に上げます。４週間エッセンシャルワーカー以外自己隔離してください」と既に次の予定を発表。これってすごいと思う。いつ４に上がるんだろう、えー、４に上がったからもうダメかなー？と不安に陥ることなく、「そうか、４８時間後には国民を守るため、みんなでコビッド19の連鎖を断ち切るため強力な外出制限をやるぞ。自分もちゃんとやるぞ！」と思える。
これって、本当に子育てと同じだ。予想できるから安心できる。
そして、レベル４に上がる直前の日、ジャシンダがｆｂで皆からの質問に自宅から答えていた映像がよかった。だって、普段着で、ノーメークで、ベッドの上に座ってまるで友達とスカイプでもしているかのようなリラックスした姿だったのだ。会見でかなり強い語気で「みんな家にとどまるように」と言っている姿とは違っていた。まだ見ていない人は、見てみて！
しかし、みな自分のことで頭いっぱいなのに、ジャシンダは国民の安全と、それにまつわる各種の決定事項が山積の毎日だろうに、こうしてｆｂで質問に答えてる。すごーい。若い首相でよかった。この仕事、かなり体力勝負だ！
