ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

ホームスクーリングの実態、うちの場合

さあ、15日より始まった2学期。初日は結局学校から電話が入らず。校長から来ていたメールの「今学期学ぶこと」の概要を息子と読んで、どれを家でやろうか話し合った

面白いなーと思った。ドイツのお友達は予想通りたっぷり課題が出され、家で頑張ってこなしている。一方、ニュージーランドのホームスクーリングのとらえ方は、「テレビで放送する教育番組(今回のために特別に作った)を利用しましょう。でも、子供が無理をしている、嫌がっているようであれば"put it away”(しまってしまいましょう)だ。ただでさえ、このロックダウンに子供は子供なりにショックを受けてストレスを感じている。そこに、「これやらないと先生に怒られるよー。やりなさーい」と言っても逆効果。親だってさらにストレスになる。だから、与えられる教育番組が嫌であれば、何か自分のやり方で学んでいいよ、というものだ。ありがたい。

初日は、「周りの人のことを学ぼう」と言うテーマが概要の表にあったので、それに決定。日本のおばあちゃんのことを私が話し、彼がまとめる、をやった。面白かった。いつ生まれた、戦争を経験してて当時の暮らしがどうだった、高校まで行って銀行で勤めた。おじいちゃんとはどこで知り合った、などなど。こんな機会がなければ話さなかったかも。 

さて、翌日学校から電話が入り、息子の様子、この休み中家族全体どうだったかを報告した後、「勉強はどうしますか?」と聞かれた。この日に初めて番組を見ようと話していたので「とりあえず番組を見て、それから決めます」と伝えた。オッケーと言うことで結構短い電話だった。

早速、息子の学年の番組の時間に見たが、どれも面白くない。息子には物足りないものだと感じた。彼もつまんない、と言うので番組をやめ、自分たちのやり方を話し合った。

家はナショナル・ジオグラフィックとTedのトークで息子が興味のあるものを読んだり、見たりしてA4用紙に内容をまとめよう、と言うもの。算数は、ちょっと私には手に負えない(息子の方がレベルが高いのだ…)ので、オンラインの学材をチェックしているところ。

こんな感じで、とてもフレキシブルなニュージーランドのホームスクーリングの実態。ま、学校にもよるのだろうが、ドイツ、日本と比べたら緩い。学校封鎖が1か月だろうと、数か月だろうと60歳とか70歳とかになって振り返ってみれば、それは人生のほんのちょっとの期間だ。無理に頑張らなくていいと思う。だって、世界中のみんながストップした状態なのだ。