ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

ニュージーランドのドメスティックバイオレンスはかなり多いのだろう

昨日は婦人科の検診だった。その時に、初めて会う医師は「これはルーティーンで誰にでも聞いてるんだけど、あなたのバブルは安全?家で安心できている?」と聞かれた。へー、そうか、covid-19に関する質問と同じくらいこの質問は大切なんだな。

確かに、コマーシャルでも"Violence is not OK. But it's OK to ask for help."っていつもやっているな。ロックダウン中、政府が気にしていたのも実はドメスティックバイオレンスが増加するのではないか、だった。

思い出してみると、肩をけがして医者に行った時も「君の夫は今どこにいるの?君は安全なところにいるのか?」と2回聞かれた。きっとだんなのことを疑っているんだな、と思った。それだけここではドメスティックバイオレンスが起こっているんだな、と悲しく思った。

昔働いていた時に、お客さんがとても個人的な話をぽろっとするのでどうしていいのか悩んだこともあったが、私はただ聞くだけでいいんだと思った。警察にレポートしたり、助けてくれる団体に連絡したいかどうかは本人次第。リゾート地に来て、ほっとした時に全くのアカの他人に、今後再び会うことがない相手に、誰にレポートする可能性のないところで、自分の苦しかった経験を話したいんだろうと思った。聞いているこちらもかなりつらいけど。

いつも締めは同じ。「いろんな相談機関がありますよ。もう我慢できないと思ったら迷わず助けを求めてくださいね」だ。

我慢せずに、自分の身を守ってほしいと思う。

 

2020年6月1日追加:

www.govt.nz上記のサイトに行くと、電話やオンラインで相談する窓口が紹介されている。また、ドメスティックバイオレンスで苦しんでいる人で働いている人は、「ドメスティックバイオレンス有給」があるらしい。知らなかった。

If you, or a child in your care, are affected by domestic violence, you can ask your employer for paid domestic violence leave and flexible working arrangements.(上記サイトからの引用)

 

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