ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

ドイツ、入院編

振り返ると、結構ドイツのマイナスイメージを書いてたな〜、と気づいた。マイナスな事があったけど、もちろん嬉しかったこともたくさんある。

入院は大変だった。何がって、言葉。ドクターはある程度英語出来るからコミュニケーションは取れたが、ナースとは結構難しかった、若い見習い看護師は英語の練習だと気楽に接してくれたが、ベテランナースは私が何か言わないうちにとっとと処置を済ませ一刻もはやく病室から出て行きたいオーラが出ていた。そうか、ドイツ人でも英語は苦手なんだ!と言うか上手く喋れないといけないと思ってるんだ!と目からうろこ。

そんな中、あるソーシャルワーカーとの出会いがあった。Eさんだ。

病気で、12歳までの子供の親は政府の助けが受けられる。私がもらったのは、家政婦さんの補助。もちろん私も手出しの金額が決まっている。タダではない。そういう福祉について全く知らなかったので看護師に「あ〜、退院したら現実が待ってるな〜。ご飯つくらなきや。手伝ってくれる家族いないからな〜」ともらすと、「病院担当のソーシャルワーカーが来てるよ。こえかけとこうか?」と言ってくれた。この会話はもちろんだんなに訳してもらったんだけど。

暫く待ってEさんがやって来た。だんなと三人ではなしできるように、一生懸命私に英語で話してくれる。何度も「ごめんねー、下手な英語で」って謝りながら。本当は私がドイツ語話せないといけないのにありがとう。

私がもらえる可能性がある助けの種類を教えてくれた。助かる〜。ありがとう、ドイツ!感謝します!

さて、後でわかった。本当は私がいた個室階は別のソーシャルワーカーが担当だった。ナースから「あそこの患者、英語しかはなさないよ」と聞いて、英語が苦手な彼女はテーブルに突っ伏した。そこに事情を知らないEさんが入って来て、そんなに疲れているなら代わってあげるよ、と言ったのが最後、「ほんと!ありがとう!救われた〜」と喜ばれて事情が分かったらしい。そうか、私はナースの中で話題になっていたんだな。あはは。

そんなヒョンな出会いだったが、それ以降、ニユージーランドに戻ってからも彼女とは連絡を取り合っている。病気にならなかったら、果たしてドイツ人の友達は出来なかったのではないかと今では思う。転んでもただでは起きない私だ。