朝、10時過ぎ。2階から「パン!パリン!」っと音がした。頭に浮かんだのは、あ、電球がパンって破裂したのかな?だった。でも、それにしてもかなり大きい音だった。
あ、そうだ、旦那が調子悪くて寝てるんだった。もしかして、倒れてないよね?と急に心配になって階段を上がってみると…。
じゅうたんの床に転がった、買ってまだ2年の廊下にかけた鏡だった。割れて破片が飛び散っている。
重たくてかけていた金具が伸びて落ちたのか?と思うが金具はそのままの形を保っている。しかも、あのパン!っていう破裂音、なんだったの?よく見ると縁の一部が裂けている。ホッチギスでつなぎ目を止めてあるのに…。
キツネにつままれたように思いながら、とにかく破片を拾って、ガムテープで小さな破片を取り、掃除機で丁寧に吸い取った。
どう考えても納得いかない。
鏡にはいくつもの割れ目が走っている。ひー、なんか、誰かが怒って「えい」って怒りのパワーで割ったと言ったら腑に落ちるなー。え、まさかポルターガイスト?
ネットで調べると、気温の変化で鏡やガラスが自然に割れることがあるらしい、という情報が引っかかってきた。うーん、寒いけど今日よりもっと寒い日あったぞ。しかも、壁からジャンプして床に落ちてる。ひー、すごいパワー。
とてもドキドキした朝だった。