ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

ニュージーランドの小学校の様子 - 勉強編

息子は数学が好き。小学校に入ってから私の知らないうちにタツタカ自分の学年より上の算数を与えてもらい解いていた。初めての三者面談で(一年生からある)その事実を知った。

個々の状況に応じた学び方

ニュージーランドでは、クラスで皆が一斉に同じ内容、レベルのものを学ぶ形式ではないことが多い。特に、算数、リーディング(読解)、スペリング(つづり)はそうだ。1クラス大体20人から30人。うちの場合だと、レベルごとにテーブルを設定して、赤のテーブルはトップレベル、青は次のレベル、黄色は助けが必要な子供、のようにいくつかのテーブルに振り分けられる。先生はテーブルごとに教えて行く。

教科書がない

うちの学校だけではないと思うが、小学校には教科書がない。カリキュラムに沿っていれば先生が自分で選んだプリントを子供に配る

初めは、こんなやり方で大丈夫か?と思ったが、これがうまく働くのだ。びっくり。

宿題の実態

低学年の宿題は、その子が苦手な単語を先生が10個選び、それを五回書いて提出。あとは、読む能力レベルごとに用意された、10ページくらいの小冊子を親に読んで聞かせるくらい。しかも、読みましたをサインするノートには、「子供が嫌がったり、読むのが難しいようなら親が読んであげましょう。それも嫌ならさっさと本を閉じましょう。読むのが好きになるのが目的です。無理強いはしないでください」とあった。ひゃー、ドイツとは大違いだ。こんな感じなので、息子はさっさと宿題が終わったら遊んでいた。

掛け算を習い始めたころ、九九表を丸暗記するのではなく、14になるのはどんな時?と理論で理解していく。例えば、7+7、1x14、2x7、7x2のように。親は数字を言い、子供はその数字になる掛け算を考えて答える。

高学年になると、学んだテーマで出た疑問を親にインタビューして、それをまとめるというのもあった。でも、30分もあればできるくらいのものだった。

生活時間の流れ

息子は持病のため、登校前にいろいろとやらないといけないルーティンがあったので、6:50起床。学校は、9時スタート、3時下校。授業の一枠(teaching block)は45分。通常2ブロックを一教科にあてる。流れは、このようになる:

息子の学校の一日
09:00 点呼後、授業開始
10:30 モーニング・ティ(持参のおやつ)
10:45 自由時間(校庭にでる)
11:00 授業
12:30 ランチ(持参)
12:45 自由時間
13:30 授業
15:00 下校

こちらは子供が小学生のうちは大抵夕飯は5-5:30スタート、7-8:00就寝なので、睡眠もたっぷり。

親は今何を学んでいるか知らないことが多い

授業で使うノートは学校に置いてくるので、バックパックには弁当、水筒だけ。軽い。ノートを見る機会がないから、今何を習ってるかも息子に聞かない限りわからない。あはは。

一応、学期の初めに、大きなテーマ:「割り算を学ぶ」「川の汚染について学ぶ」などはお知らせが来る。


しかし、息子が伸びるニユージーランドの教育のやり方はすごいと思う。その秘密は授業のやり方、特にノートの使い方にあると思う。その辺もまた書いていきたい。

そして、別の日にドイツとの比較もしてみたい。