ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

キッチンから水がドドドッ!地下駐車場まで流れていった

9月に入居したときからキッチンの蛇口から水がちょろちょろ漏れていた。プロパティ・マネージャー(管理会社の人)も気づいていてチェックリストにも書いてあった。

 

水が無駄に流れている。多分パッキンを換えたら直るんじゃないと思うが、マネージャーが気づいて放っているので仕方ない。昔はこういうことも「やってください」って言ってたけど、今の世の中、マネージャーの機嫌を損ねると住みにくくなるので我慢。長いテナント経験で学んだ。テナントは弱い立場なのだ。

 

だが、シンク下のキャビネットを掃除するたびに、水漏れが見えないところに広がっているんじゃないか、と思えてきた。ちょうど食洗機が壊れたので、修理をしてもらう依頼を出したときに「入居時のチェックで、私たちが気づいた修繕が必要だと思われる箇所を提出してました。そろそろキッチン下もしたほうがいいのでは」と新たに写真をつけて出した。

 

 

やっとメンテナンスのスタッフが来て、「こりゃ蛇口とハンドルを変える必要があるね」と同意したが、「上司がプラマー(配管工)にやらせたい」と言ってる、と。またまた修理が先延ばしに。

 

そして、待ちに待ったプラマーが先週の金曜日にやって来た。アジアの男性だった。愛想は大変良い。だが、最初から「大丈夫か、この人で?」と嫌な予感がしたのだ。だって、家の住所を間違えていて、何度か電話が入り、私が外に出て目印になることにした。

 

10分ほどしてやって来た。どこに駐車したのか、えらい遠くから重そうな仕事道具を手に歩いてくる。

 

水を止めるので、元栓はどこにあるか?と聞かれても私もわからない。そんなの親方かプロパティ・マネージャーに聞いてくれよ。

 

ここはアパートだから、どこかで中央管理しているのじゃないのかな、と言うが彼は、

 

「点検口はどこ?」と言って二階のベッドルームをあるきまわったりして、物入れの天井にある点検口を見つけた。開けるのに、ドライバーを1階に取りに行く。大きさが違うと再度下に降りる。

 

おいおい、道具箱持っておいでよ。時間がむだだよ。

 

「天井裏にはなかった」って言うが、そんなところに元栓ないと思うよ。だって、何かあったら上から水が流れてくるじゃん。

 

そして、事件は起こった。

 

台所で、罵り言葉のFの字を彼がはいた。

 

「どう?」と声をかけると、「水が、水が」と言っている。近づくと、水が床に広がっていた。

 

「うわ、どうしたの?」

「水栓のストッパーがポロって取れて、水が吹き出している」

「とりあえずバケツ持ってくるよ」

「そんなの役に立たない!」

「じゃ、今何しているの?」

「友だちに電話した。彼が来るまでこうして指をパイプに入れて水を止めている」

「え!いや、親方に電話したほうがいいよ。とにかく、管理会社かこのアパートの管理組合に水の元栓の場所をきいたほうがいいんじゃない?」

 

彼が片手で電話をしてる間に、スポンジ付きのモップを持ってきてとにかく水を吸い取る私。なんで私がやってんの?と思いながらスポスポと水を吸い、スポンジを絞る。あ~、2000ドル(チョコママ感覚で20万円)のミレーの乾燥機に水が迫っている。バスタオルを5枚、とにかく乾燥機のそばに敷いて流れを止める。水は配管から元気よく吹き出している!

 

も~、何がなんやら。

 

どうにか元栓の場所を聞き出し、水が吹き出しているのをそのままに地下に行き、元栓を締めた彼。

 

ここで文句の一つも言いたいが、言ったところで彼をより追い詰める。とにかく、この惨状をどうにかするまで何も言うまい。

 

キッチン床下で、地下駐車場の天井。元栓は地下にあった

 

駐車場にも水が流れて行ってた。駐車場で良かった、もし誰かの部屋に流れていたらと思うと怖い


プラマーが「とんだ金曜日になった」と言ったので、私は「うん、Headache(頭痛)だよ!」とやっと文句を言えた。

プラマーは肩を落とし帰っていった。

 

しかし、プロパティ・マネージャーは気にならないのか。この事件が親方から連絡が入っているはずだが、一度も見に来ていない。親方も自らは来ず、部下を翌月曜日にこさせた。しかも、えらく汚い除湿機を持たせて「乾かしなさい」だと。え〜、申し訳ないとか、謝罪なし?電気代もかかるんですけど〜!「お願いします」じゃないの?と呆れてしまった。

 

とにかく、入居時に気になったことはすべて写真に取り、レポートに上げ、証拠を採っておいて良かった。

 

しかし、元栓を止めずに強行はどう考えても無理でしょう、と思った出来事だった。