日本大使館が主催する、日本フィルムフェスティバルが今ウエリントンで行われている。さっそく、「大河への道」を観に行ってきた。
感想は、
よかった!
伊能忠敬って歴史で勉強したけど、年代と初めて正確な日本地図を作った人、としかしらなかった。
だけど、映画の中で行われていた「ものすごーく地道な作業を、途方もなく丁寧に、丁寧に17年間も測量続けた」すごい人物だったんだ〜。
しかも、奥さん4人ももらっているし。50歳からわらの草履で全国をあるき回って、緻密な作業を延々とやり続けた。すごすぎ!
映画の中で、214枚の紙に大きな日本地図が描かれているのが映ったときには
「はーつ、美しい」
と思った。
俳優陣が、現代と伊能が生きた時代とダブルで演じているのも面白かった。
そして、原作が立川志の輔の落語!というのにもびっくり。企画が中井貴一!へー、役者以外にも制作の方も手掛けているんだ〜。
心のなかで「へ〜、へ〜」と驚いていたところに、だんなからもっと驚く発言。
「今日の映画の人は、この前観た(7人の)侍の人だよね」
「え、あれはすごく前に撮られた映画だから、違うよ〜」と言いつつも、どの人のことを言っているのか気になった。
「どの人?」
「あの、すごく物静かなかっこいい侍」
「あ〜、宮口精二ね~。で、誰と似てるの?」
「伊能と一緒に地図づくりをしている、結構年長のスタッフ」
「平田満?え〜、にてるかな?」
と、比較すると…
出典元 Seiji Miyaguchi — The Movie Database (TMDB)
平田 満 HIRATA MITSURU|アルファエージェンシー
「あ~、似てる!すごいね、だんな」
「だって、顔の表情の動きがそっくりだったよ」
驚いた。だって、私も気づかなかった、このお二人のそっくり度。そして、西洋人にはアジア人の顔を見分ける事は、ものすごく難しいはずなのに。
だんなの目の鋭さに感動。
映画にも感動。
そして、会場に来ていた日本人以外の人が感動していたことに感動。そして、彼らはよく笑っていた。それにも感動。
面白かったな〜。ありがとう、日本大使館。来年もまたよろしくね!