ただいま夏休みの旅行中。住んでいるところから峠越えをしてワイララパとよばれる地方に来ている。二度のニュージーランドとドイツ間のお引越しでお金に余裕がない私たち。だんなの同僚が持っているホリデーホーム(別荘)を安く貸してもらって、イェーイ・ホリデー!
昨日は、同僚のお勧めビーチ求めて遠出の予定が、どうも空の雲行きが怪しそう。だんなが車を止め、地図とにらめっこ。空が明るい方角へブッシュウォーク(森の散歩)しに行こう!と言うことになった。こんなフレキシブルなところがニュージーランドだなーと思う。
ニュージーは自然はたっぷりなのだが、田舎に行くと人家が少ない。当然、カフェやレストランなど食事を取るところはないか、あっても高い。なので、キィウィ(ニュージーランド人のこと)のファミリーはピクニックランチを持っていく。この、弁当(?)は結構ワイルド。
写真はうちの弁当を準備しているところ。日本のキャラ弁を作れるママは、これを「弁当」とは呼ばないだろうなー。だって、超手がかかってないから。
ハムとチーズをはさみ、チャツネと呼ばれる野菜やフルーツが入ったペースト状(甘い味付け)のものを塗っただけ。
カプシカム(ピーマン)を切っただけ。
季節だから買えるラズベリーとブルーベリー。出始めの頃は7ドルとかする。うちにとっては高級果物。各125グラム入り。昨日は、ラズベリー4ドル(換算レート使用で約290円。私の物価感覚で400円)、ブルーベリーは2パックで5ドル(同360円。私の物価感覚で500円)。だった。洗っただけ。
初めてキィウィとピクニックに行ったときの驚きを覚えている。身ひとつで来ていいよ、と言われ何も準備せずに参加。お昼を食べようと車を美しい湖畔に止め、ピクニックシートを広げる。どんなお弁当が出されるのだろう、と胸ワクワクの私。
出たのは:
‐袋に入ったままのスーパーのパン一袋(日本のパンだと2斤位)。
‐ビニール袋に入ったままのハム。
‐チーズ、きゅうり、トマト丸のまま。
‐マーガリン(500gの容器入り)
‐フラスクとよばれる保温機能つき水筒
‐ティバッグ
‐ジャムの空きビンに入ったミルク
これを各自好きなようにスライスしたり、塗ったりしてサンドイッチを作って食べたのだ。お茶も熱いお湯をカップに注いで、ミルクもお好みで入れて、って感じ。
私の頭は日本のままだったので、このやり方に目からうろこ。そして、自然の中で、気のおけない仲間と食べるサンドイッチはおいしい!これなら、「お天気いいね、さぁ、どこかにでかけるかー」となってもクーラーボックスにぽんぽんと詰めるだけで気軽に出かけることができる。すごーい、こんな楽な方法があったんだ!
以来、わたしもキィウィを見習うようにした。らくー!
虹が出ていたー。気持ちいい!