精神科医の樺沢紫苑さん、知ってるかな?YouTubeで毎日心のことについて専門家が答えてくれている。彼が語ることはいろんな研究で公表されていることや、だれのどの本に紹介してある情報か必ず公開してくれている。ニュースソースがはっきりしているのだ。だから彼の発する情報はいいな、と思う。
さて、先日、コロナウィルスのことでみんな心穏やかではなくなってるだろう、とライブで「コロナ不安を消す方法」を語っていて、今の私の心を静める助けになった。
www.youtube.com2時間のビデオで、途中「うらしおん」というキャラに替わり、結構辛口だが核心を突いた、普通の人はやんわりとしか言わないような難しい質問にも答えている。
少しだけ彼が語ったことを挙げてみよう。
- 不安になるのは、「偏桃体が興奮している」から。思いやり、気遣いで不安が和らげられる。
- 人間のストレスに耐える限界ラインは、3か月
- 免疫力アップ
- ロックダウンになっても散歩はオッケー
- 外出制限になれる人となれない人が出てくる
- 取り除けない原因をどう対応したらいい?
- コロナ自殺は起きるか?
ビデオの最初にとてもいいことを言っていた。
不安になるのは、「偏桃体が興奮している」から。思いやり、気遣いで不安が和らげられる。
人間は誰かに優しくして感謝されると、した方もされた方もオキシトシンというホルモンが分泌される。これは副交感神経を優位にしてくれるホルモン。不安を和らげ、リラックスを促し、ひいては免疫力を高める。
今できることは、家族や友人とつながっているのが大切(私はもっぱらスカイプ)。
一緒に住んでいる家族がいれば、ハグ、スキンシップ、感謝の言葉をかけるとオキシトシンが出てくる。樺沢さんは、「お父さんが赤ちゃんを抱きかかえたとき」を想像するとわかりやすい、と言っていた。確かに、幸せーって感じるよな。
人間のストレスに耐える限界ラインは、3か月
ストレスがかかっても、1週間から1ヵ月くらいは大丈夫。長くなるとだんだんセロトニン、ノルアドレナリンが足りなくなって、うつになりやすくなる。
ストレスがかかっていると交感神経が優位になり、「戦うか逃げるか」を考えることになり神経が疲れる。不安が強まり、免疫力が下がる。
だから、つながり、共感、感謝が大切。
免疫力アップ
7時間以上の睡眠、一日20分以上の運動が大切。スクワットでも大丈夫。
ロックダウンになっても散歩はオッケー
外に出て光を浴びセロトニンをアップしよう。
外出制限になれる人となれない人が出てくる
環境の変化に対応できる人は、ストレスをやり過ごすことができる。
取り除けない原因をどう対応したらいい?
体を調えると乗り越えられる。睡眠、運動が大切!
コロナ自殺は起きるか?
経済と自殺数はパラレルで反映する。会社が倒産するのではないかなど心配する人が多く出ることも予想される。
カギは3か月。相談をしよう!相談をしない人は2か月くらいで心が折れ、3か月くらいでどうしようもなくなる。セロトニンが枯渇し、0になると自殺したくなる。そして、だれにも言わずに命を絶つ。自殺をした人の2/3が誰にも話さず、一言も言わず命を絶っている。相談すれば、自殺率は減る。もし、友人、家族で心配な人がいれば声掛けをしよう。孤独になるのが一番いけない。
相談しても解決はしないが、ガス抜きはできる。心のうちを打ち明けよう。一人で荷をしょわないこと。
以上、一部だが聞いていて「なるほど」と納得がいくものばかりだった。裏しおんで語っているのも本当に参考になるものばかり。今の時期を乗り切る道しるべになるのでは、と思う。