今週の火曜日、またもやブライアン・タマキ率いるデモ隊がウエリントンの議事堂にマーチングして行った。あらかじめニュースで聞いていたので、前回のようにバスが迂回運転しないかバス会社のホームページで調べる。何も特に書いていない。
と言うことで、ワークショップに行くためバスに乗りぼーっと窓の外を眺め、「あー、春の花が咲き始めている~」などとのんびりしていた。
お、議事堂が近づいてくる。なんかポツポツと人が階段に腰かけているが、別に大騒ぎではなさそう。あ、通勤、通学の時間帯を避けているのか、いいことだ、と思ってみていた。少しは奴らも学んだか。
前回は、旗を振り、大声で叫び、恐ろしい表情で(なんかラリッテますか?)バスに乗っている私たちに何かを訴えていて、怖かった。
本来なら議事堂から右手に曲がるのだが、バスはそのまま進んで行った。
「え!」なんだ?ドライバーは何も言わずにそのままいつもと違う道を進む。乗客はお互い目を合わせ「違うよね?何事?え?」と言う表情だが誰も何も言わず。
そして、止まったのはまたあの橋だ。シビック・スクエアに続くあのジブリっぽい橋。前回私はドライバーに言われた通りあの橋を渡って、デモ隊の中にあれよあれよという間に吸い込まれ、もみくちゃになった恐ろしい経験をした。
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この橋を渡ってはいけない。私の直感が働き、一つ手前の橋を渡った。
正解。
やっぱりシビック・スクエアでデモ隊が集まり、声をあげ、いざ議事堂までマーチングだ!と叫んでいた。
(写ってないが、右側下にシビック・スクエアがある。矢印は階段の上にもデモ隊がいるところ)
前回の経験を踏まえ、学んだ私。においと雰囲気をかぎ分け、行動。人間、学ぶよね。
ひとつ前の橋の受けから、デモ隊の声を聴き、警察のビルディングの横を通り歩いて中心部へ。
街のあちこちに警察官が立っている。パトカーもたくさん止まっていた。
「ありがとう。市民を守ってくれて。」心の中で感謝しながら通った。
夕方、デモの様子を紹介している映像を見たが、彼らはやっぱり変だ。一応、強制、義務のマスクやワクチン接種に反対を掲げている。とにかく反政府!と叫んでいる。
インタビューするとこんなバラバラな答えが。そして、インタビュアーの反応が面白かった。
デモの人「学校での性教育について訴えたい」
インタビュアー「あれ、このデモと趣旨違いません?」
デモの人「義務って頭に来るんだよー」
インタビュアー「今だいぶん緩和されて、終わりにきてますよね?」
おいおい、結局ただデモに便乗して、憂さ晴らししてんじゃないの?
今回は警察が準備万端で警備をしたので、何事もなく無事マーチング、ギャーギャー言いたいことを議事堂の前で訴えて終わっていった。
そんなに暇なら、長雨で土砂崩れしているところの復旧作業を手伝わない?そしたら、世間の人も君たちの声に少しは興味を示してくれるかもよ。
前回のデモ。友達はデモ隊が過激な行動をしたのを聞きつけ、駆け付けた。おいおい
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