ちょこママnz

ニュージーランドでいろいろ感じること、ハッピーだなと思うことを書き留めたい。

完全に忘れている。こんな日が来るんだ〜と感動

金曜日に「あなたの家庭医から紹介状が届きました。MRIの予約できます」とテキストが届いた。

 

電話をかけると「明日の土曜日、どこの病院で撮りたいですか?」と、突然の急なスケジュールにちょっと戸惑った。

 

が、無事、土曜日にバスでいける病院に入っている検査専門会社の Pacific Radiologyでやってきた。

 

電話で一応、息子がコロナにかかったことを伝えたが、「Day9?あなたじゃないんでしょ?」と一笑され、「いいの〜?」と思ったが相手は全然大丈夫、来なさい、と言うので行ってきた。

 

昔お世話になったときは、薄暗〜い、ふるーい病院内であまりいい感じじゃなかったが、なんと新しいビルになっていて、ロビーエリアにはカフェ(昨日はしまっていた)も入っていて、広々で素敵に変身していた。

 

さて、撮影用のガウンに着替え、まずは問診。過去に受けた手術を聞かれ、帝王切開、ポリープ切除と答えた。体に何か埋めているもの(インプラントやペースメーカーなど)の有無も聞かれた。もちろん「ありません!」だ。ちなみに、子宮にあるミレーナと言うホルモン治療の器具はMRIには影響なし

 

マシーンのある部屋に。昔はなんかくらーいコンクリート壁の部屋にドーン、と置かれたマシーンで、ぐぉ〜んと言う凄まじい音がする中、1ミリとも動かずにいるのが大変だった。

 

が、今回は、広々とした、白いお部屋に、天井は赤いポフツカワの花の写真があってなんだか明るくいい感じ。マシーンも最新らしく、たった15分で完了すると言う。手もお腹の上に乗せていていいし、耳栓からラジオも流してくれる。「あとは、リラーックスしてね」と言われ、横になる。

 

出典: Pacific Radiology (まさにこの部屋!)

 

 

 

 

スイッチ、オン!

 

スイ〜っと丸い本体にベッドが少し入る。

 

ウィーン、と静かに音がする。

 

カチッといって、また少しベッドが奥へと移動。

 

ウィーン、イ〜ン、ィン〜、と音がなる。

 

ベッドが暖かくなってきた。うーん、リラックス。あー、幸せ

 

 

 

 

と、あることを思い出した。

 

 

あ!乳がんの手術したの言ってない!しかも、胸にはメタルのチップが残してあるんだった。やばっ。強い磁気を使うから、MRI中にチップが胸から出てきたらまずい!!!!!

 

 

万が一のために持たされていた、レモンの形をしたポンプみたいなエマージェンシー・ボタンをぐいっと握りしめた

 

 

技師「どうしました?ちょこ、大丈夫?」

 

ちょこ「すみませーん、乳がんのこと言い忘れてました!胸にチップ入ってます!」

 

 

きっと笑っていたのだろう、しばらくしてから、優しく「大丈夫です。続けます」と言われた。

 

 

どうせ、紹介状には病歴は書かれているのだ。だけど、チップのことは書かれてないはずなので、焦った、焦った。

 

しかし、乳がんだったのをすっかり忘れるとは!あはは!こんな大きな出来事でも、忘れることがあるんだな〜。いや〜、それだけもう心配していないってことなのかな。

 

我ながら、感動〜!

 

 

 

 

 

私の体の中にはこれが入っている

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ポフツカワはこんな花

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