だんなの同僚のオランダ人Iさん。去年トマトの苗木を分けてくれた。彼女のフラット(住居)にはコンクリートの狭い庭しかないが、上手に鉢植えでいくつかの野菜を育てている。
今年も彼女から声がかかった。
「レタスとホウレンソウの種持ってるけど、いる?」
ほしい!と返事したら、だんなに種が入った包みを4つ渡してくれた。
あれ、なんか日本の薬包みに似ている。
自分で昔を思い出しながら折ってみた。
さて、どんな風に彼女は折ったのか。開けてみた。
あ、包み紙は日めくりかな?8月30日火曜日ってある。結構ドイツ語に似ているぞ。
へー。面白い。オランダの人も薬包みに似たものを作るんだ。
だんなに話したら、「いや、どうやらプラスチックの袋をたくさん使うより、紙でどうにかできないかとネットで調べたらしい。これ、折り紙だってさ。」
あー。なるほど、どおりで似ていると思ったんだ。あはは。
でも、うれしいな。世界の人が折り紙に興味を持ってくれている。私もくす玉や星形の箱や、定番の鶴を折っては「すごーい」っと言ってもらえてうれしい。
紙一枚でしっかりものを包んだり、風呂敷でどんな形のものも包める。日本の文化は素晴らしいのだ。